なぜか私、年下ヤンキー手懐けました。
自嘲気味に笑う私に。
「何それ。何でそんなことになってるの?」
と驚いた様子の茉莉。
そんな茉莉に、最近の長瀬と山吹さんの様子を話した。
「なるほどねー」
と顎に手を添えてニマニマ気持ち悪い笑みを浮かべてる茉莉。
あー、嫌な予感がする。
「咲希は、長瀬の隣を山吹ちゃんに取られて寂しいんだ」
「はぁ!?!?」
「長瀬の気持ちが信じれなくなって拗ねてる。それ、いわゆる“やきもち”ってヤツだから」
やき…もち…?
やきもちってあれか、ぷく〜ってして美味しいやつ。
なんて、お決まりのジョークが浮かんじゃうくらいに私の頭は混乱状態。
やきもちって何?
私はただ、長瀬が私を好きとか言うくせに山吹さんにベタベタイチャイチャされるがままで。
長瀬も長瀬でまんざらでもないって顔してるから、何なんだよ…って。
何なんだよって何だ。
何で私がイライラしなきゃならないんだ。
これがやきもちってヤツなら、私は長瀬をどうしたいんだろう?
…どうしてもらいたいんだろう?
「長瀬と出会ってから…私の中、“何”とか“なんで”とか分からないことばっかだよ…。これじゃ長瀬のこと言えない…」