なぜか私、年下ヤンキー手懐けました。
そーっとその場を離れようと、カーテンに手をかければ。


–––––––ガラッ


ひっ!!!


「あれ〜?長瀬、本当にどこいったんだろぉ〜?」



うぎゃぁぁぁー!!まさかの山吹さんご登場!!


神出鬼没もいいところだよ山吹さん!!


どれだけ長瀬を追いかけ回せば気が済むんだ!!


って、今はそれどころじゃないー!!


この状況で鉢合わせしたら、またややこしいことになる……!!


どこかに隠れなきゃ!!ってどこに!?!?


やばっ!!


どうしよう…こっち来るっ!!


カーテンの影に隠れ、パニックであたふたしている私は、背後から忍び寄るそれに全く気づかなかった。


––––––グイッ


「……もがっ!?!?」


「しっ。声出さないで」


私の口を覆う大きな手に力が籠る。


同時に耳元でそう囁かれ、私の体がビクンと跳ねた。



な…長瀬!?!?


いつの間に起きて……!?


「来て」


私の返事なんて待つはずもなく、強い力で引っ張られ……。



「長瀬〜??もしかしてベッドで寝てる〜??ってあれ?なぁーんだ女子か。失礼しましたぁ〜」



一体……なぜこんなことに……。
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