なぜか私、年下ヤンキー手懐けました。
頭痛薬をもらいにきたのに…。
さすがに先生がいない時にもらうのはまずいかな。
「……っ」
うぅ。
どんどん痛みが増してる気がする。
さすがにこの状態のままじゃ授業を受ける気にもなれないし、先生が来るまでベッドで休ませてもらおう。
そう思って、ベッドのある場所へと歩みを進める。
2つある内の窓際のベッド。
すぐにでもベッドに横になりたくて、働かない頭を押さえながらその場所を仕切るカーテンを開けた。
「……っ!」
すると、目の前に現れた光景に心臓がドクンと脈を打つ。
窓から射し込む陽の光に照らされたベッドの上。
そこにはすでに先客がいた。
陽の光を透かし柔らかそうな金色の髪の毛。
まるで日なたぼっこしてる猫みたいに、ベッドの上に無防備に寝転がっているのは……間違いなく、長瀬だ。
長瀬は、私が入ってきたのにも気付かずに規則正しい寝息を立てながら眠っている。
うわーうわーうわー!!
まさか、こんな所で鉢合わせちゃうなんて!!
てか、コイツ!まさか、サボり!?
と、とにかく!
気付かれないうちに退散しなくちゃ…!!
抜き足差足忍び足。