なぜか私、年下ヤンキー手懐けました。

すると、話終えた長瀬が……うちのクラスの入り口のドアに手をかけ……



「花枝 咲希っての、いる?」



私の名前を呼びやがった。


「……ぬぁっ!?!?」


一斉に集まる私へのクラスメイト達の視線。



なんて……事だ。



「あ。そうそうあんた」



真っ青な顔で放心状態の私の席まで、まるで自分のクラスを闊歩するかのように近付いてくる長瀬。


クラスメイト達はヤツが通るのをオートマティックに避けていく。


来るな!


来るな!!


来るなぁぁぁぁぁぁ!!!!



そんな願いも虚しく、長瀬は私の前に立ちはだかると、何を考えているのか分からない顔で私を見下ろす。


そして、ゆっくりと私の座る椅子の背もたれと机に手をつき、逃げ道を塞ぐように私を囲った。



こ、これはもしや…昨日の復讐!?


他の生徒達の前で辱しめた私に対する嫌がらせ!?


ひょっとしてこの後体育館裏、もしくはトイレに連れ込まれ、ボッコボコのギッタギタにされるっていうフラグですか!?


ねぇ!そうなんですか!?



恐怖と混乱で身体を動かす事もままならない私に長瀬はズイッと顔を近づけて、私の目を真っ直ぐ見つめて来る。


いや……睨んでるのか?


近い…


とにかく近い…!


近すぎるっ!!!



でもこの男……

めっちゃ肌キレイッ…!(混乱)
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