祐也と私と一平先輩
瞳を閉じるどころか、ますます ”ぎょっ” と瞳が 開かれて、


「こ、小坂くん、わ、わ、悪い冗談は....」




「プッ」



えっ?



「カバ子、鼻の穴全開。お前となんかキスしたくねーよ」



一気にコーラを飲み干すと、ゴミ箱にペットボトルを投げ入れると、
小坂くんは今度こそ私を放置して行ってしまった。



残された私は全身の力が一気に抜けてしまって、壁を滑るようにしゃがみこんでしまった。


そうだ私、あいつに『カバ子って言うのやめてよ』って言うの忘れてた。


何故かそんなことが頭に浮かんで。

やっぱり動揺してるわけで....。

おまけにやっとわかった。

小坂くんはやっぱり見た目優等生だって。


それにしても色々経験したウブな私は今夜は眠れそうにない。
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