キス×キス1〜双子のあんたと甘い日々〜
「一緒の日に生まれてきたんだからウチらは双子だろ?姉貴になった覚えはねぇ」
「何をまた言ってるの!!!例え同じ日に生まれたとしてもね!!!一時間早く生まれたのはあんたなんだからあんたが上!!!つまりお姉さんなの!!!わかった!!?」
言い返すんじゃなかった…。
長々しいことで聞くはめになるなら
黙っていきゃあよかった。
二つの後悔の言葉がウチの頭に浮かんでいく。
んまぁ、母さんがウチらを姉弟と言うのも可笑しくはない。
ウチと翔夜は性格がまるまる反対だから。
…………ある意味で。
仕方なくウチは階段を上がって二階に向かう…。
そう、アイツの
部屋に。