キス×キス1〜双子のあんたと甘い日々〜
翔夜の部屋の前にきた。
静かな部屋の中からはスースーという翔夜の微かな寝息が聞こえてくる。
ウチは深呼吸をしてからドアノブに手をかけ、ゆっくりと翔夜の部屋のドアを押す。
中を見ると翔夜の部屋は相変わらず片付いていて、ゴミクズひとつも見当たらない。
そんな綺麗な部屋の隅っこに置かれている大きいベットに翔夜の姿があった。
スースー…。
さっきからウチの耳には翔夜の小さな小さな寝息がはいってきて、ウチの心臓を大きく動かす。
翔夜はウチに寝顔を見られないようにか、ウチに背中を向けて寝ている。
そんな翔夜にウチはゆっくりと歩み寄る。