姫、私は誓います。
きっと、俺がどうしてこんなにも怒っているのか分からないだろう。俺の言った通りバカにされたと感じているんだとしか思っていないのかもしれない。

「おい、ルーク!それはあんまりだ!姫に悪気は無いんだぞ!」

ラークペイの言っているが分からない訳ではない。これはただ、俺の迷いの問題だ。会った事も無い彼女を殺そうとしていたのに会った途端、一目惚れしまうなんて自分が惨めで仕方が無かったんだ。

「悪気が無い嫌がらせか?笑わせんな!」

「違うだろ!姫は俺たちを思って・・・!」

「俺たちを思って庶民をバカにするのか?どうなんだよ!ラーク!お前なら分かるよなぁ!」

「違う!そんな人じゃ・・・?ルーク・・・?」
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