僕と彼女のヒミツ☆★
僕の兄
「ただいまぁー。」

「ヒカル、おかえりなさい。」

母である塚原紗智が出迎えてくれた。

「お兄ちゃん。また、全教科100点取ったのよ。」

嬉しそうに、そう言うお母さん。

うん。

それは、良かったね。

「おかえり、ヒカル。」

爽やかな笑顔で、あいさつした兄・塚原ユズル。

17歳、高校2年生。

学年トップの秀才で、スポーツ万能。

表向きは、品行方正な優等生である。

普段は、銀縁メガネをかけていて、その素顔は、超美形。

「今日は、お兄ちゃんの好きなおかずを張り切って作ったのよ。」

「わぁー。嬉しいなぁ。母さん、ありがとう。」

そう言う兄・ユズル。

だけど、このユズル兄には、裏の顔があった。




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