【完】好きなんだけど、責任とってよ


なぜこうなったのだろうか。



私が思い描いていたウキウキの放課後デートはどう間違ったのか奈津の部屋で仁王立ちをする奈津の目の前で正座をするなんていう謎のプレイになっていた。



「奈津…?」



「あ?」



「…ちょっと!なんで私が怒られないといけないの?!こんなのデートじゃない!」


理由も分からず怒られているのが無性にイライラして私は思いっきり立ち上がり奈津に詰め寄った。




「お前が変な男とイチャついてるからだろーが!まず、デートするなんて言ってねぇだろ!」



「ん?変な男?細かいこといいじゃん、私がデートって言ったらデートなの!」


ムッとした顔をする私を無視して奈津はベッドに腰掛けた。

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