君の本気に触れた時…
やっと堂々とバイトもできる歳になった。

夏休みなどの長期休暇は、実家に帰省してきた理央さんのバイト仲間として母の店で一緒に働いていた。

理央さんと別れた尚兄は、理央さんがいるときは店に来る事はなかった。

尚兄は遠距離をするよりも別れることを選んだけど、理央さんの事を本気で好きだったのは分かっていた。

今まで、本気で女の人と付き合っていたのを見た事がなかったから…ライバルだったとは言え別れてからの尚兄の落ちこみは見ている方も辛かった。


だけど、それと同時にそんなに好きなのになぜ自分から別れを選んだのか理解もできなかった。

俺だったら…たとえ遠距離になったとしても絶対に彼女を手放したりしないのに……。

そう思った。
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