君の本気に触れた時…
「今日もづかれた〜〜〜」

「1日お疲れさーん」


聡子と仕事の帰りにご飯を食べに寄った私たち。

私たちの共通の趣味が新規のお店開拓で、今日来たところも初めての店だった。

時々、ハズレもあるけど今日のは間違いなく当たりの部類に入る。

会社と家からちょうど、中間のところにあるこの店にはこれからもお世話になりそうな気がした。


客層も若すぎず、いき過ぎず……とでも言うのか。

まぁ、周りの客層も皆私たちと同年代のOLさんやサラリーマンといった感じ。

初めての店に来ると、つい目が色んなところを見ちゃうんだけど。

そんな中で私のセンサーが、またしても彼の姿をキャッチした！

ヤバいっ！！今日はヤバすぎるくらいラッキ〜な日だ♪♪


「理央、あんた顔がヤバイ事になってるけど一体何見てんの？」


正面に座る聡子が失礼な毒を吐いた後、私の視線の先を確認するように後ろを振り返ると即、目に入ったその人に納得したらしい。


「なるほどね…。」
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