君の本気に触れた時…
父は最初、久しぶりに遊びにきてくれただけだと思っていたらしい。

彼が改まって挨拶を始めるとかなりビックリしている様子だった。

だけど、子供の頃から知っていたし何より父もハル君のことは昔から可愛がっていたから最後は喜んでくれていた。

付き合いを反対されるかもという不安は一切なかったけど、両親が私たちのことをこんなにも喜んでくれているのを見たらやっぱりホッとして少しだけ肩の力が抜けた気がした。


私の家で、一時間ほど両親を交えながら過ごした後、私たちはあるところへ向かっていた。


「やっぱり、GWだから混んでるね。」

「うん、でもこの時間だからピークは過ぎてるし大丈夫だよ。」


彼と恋人繋ぎで手を引かれながら駐車場からお店までの道のりを歩いている。

距離が近づいて行くにつれて、緊張も増していく。

ここにきたのは…数年ぶりだった。

私と彼が初めて出会ったこの場所。


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