君の本気に触れた時…
今までの恋愛経験から、大人の年上の男性に憧れる気持ちはある。

次はそんな人と恋をしたいとも思っている。

だけど、実際に好きになった人にも年上はいなかった事を思い出した。

保育園のたっちゃんから始まり、小学校時代の仁くんに隆くん、中学時代の翔くん…なのに高校時代の所でなぜか初めて会った時のハル君が私の頭の中に勝手に浮かんできて…。

私はそれを否定するように頭を横に振った…

そしたら今度は冷たい視線を私に向けていた今日の彼を思い出した。

あの後、定時で仕事が終わった彼は同期の人達と一緒に楽しそうに帰って行った。

あのまま飲みにでも行ったのだろう。

今日は電車も帰り道も一人だったから。

同期の女の子達は、みんな嬉しそうに彼の隣りを取り合うように出て行った。

駅までの道を彼らの少し後ろを歩いていた私は、なぜか彼らの世界には入っていけない疎外感と寂しさを感じていた。
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