君の本気に触れた時…
2択で悩んでいた一つのカルボナーラを籠にいれ、ドリンクコーナーにスタスタと向かった。

なのに、奴まで付いて来た…。


「なんでついてくるの?」

「ついて行ってるわけじゃなくて…俺もお茶が欲しいだけですよ。」

「あっそう!」

「ぷっ…自意識過剰。」


カッチーン……


言い方に腹が立ったけど、確かにそうだったかもしれないと自分を制した。

レジに並び、会計を済ませて出ようとすると…隣のレジで会計を済ませた彼が私よりも一足早く外に出た。

ここから、家までは同じ方向で5分弱の距離。

彼は私よりも断然足も長いんだから、一人で歩いて帰ればもっと早く歩けるはずなのに…歩く速度を私に合わせてくれているようだった。
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