君の本気に触れた時…
時々、電信柱に貼ってある “チカン出没地域、危険” の文字が目に入る。

彼なりに気を使ってくれているのだろうか…。

しばらく黙ったまま歩いていた彼が急に口を開いた。


「今日、あの人とデートだったんですよね?」

「あ…うん、一応はね。」

「彼のことが好きなんですか?」

「え…?好き…ではないけど。」

「じゃあ、憧れてる先輩なだけ?」

「うん。」

「で…なんでデートだったのに今は一人でコンビニで弁当買ってるんですか?」


結構、突っ込んでくる彼に先輩の事情も全て話すのはどうかと思って…当たり障りのないように“仕事の呼び出し対応” という事にしておいた。

それを聞いた彼は “ふーん” って言ったきりまた黙ってしまった。
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