クールな同期と熱愛はじめ
◇◇◇
実施設計を進めるようになってから、三日が瞬く間に過ぎていった。
朝、出勤してデスクに置いたままにしていた社用のスマホを確認すると、昨夜遅い時間に電話が一件入っていた。登録のない番号だった。
その番号をタッチし電話をかける。
数コール後に相手が出た。
「クレアホームの宇佐美と申しますが」
『高梨です』
――あぁ、私のプラン設計を採用してくれた高梨さんだ。
「おはようございます。昨夜お電話をちょうだいしていたようで、申し訳ありませんでした。なにかございましたか?」
『設計のことで確認したいことがあるんですが、お会いできませんか?』
「あ、はい。かしこまりました。えっと、今日の午後でしたら……」
受話器を耳と肩の間に挟み、手帳を確認しながら答える。