部長が彼になる5秒前

「覚えてない訳ではないんだ?」

不安そうに彼が布団を覗き込む。

完全に覚えている。少し酔った勢いで積極的になってしまったが、本当はあれほどまで彼を求め、彼に求められたかった自分がいると否定できない。

「急に積極的になって引いちゃいました…?」

おずおずと要さんに尋ねる。
彼は驚きで目を見開いた後、優しく囁いた。


「いや、むしろ大歓迎。」

甘い台詞に、朝から胸が締め付けられる。

この人は、私をどこまで溺れさせるのだろう。

彼の優しさに触れて、ほっと安心した私は、
高鳴る鼓動を感じながら、目を閉じる。


そこへゆっくりと彼の唇が近づいてきた。


……朝陽に照らされたベッドルームで、
私達は甘い口付けを交わす。



2人の日々は、まだ始まったばかり。


〜 fin 〜
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