今度は日本を救います
至って普通の、私が知っている授業を2時間行い、いよいよ待ちに待った魔法の授業。


全校生徒がグラウンドに集められた。


各学年3クラス、計9クラスが集まるとかなりの人数だ。


最初は3年C組を受け持つ魔法使いから説明があった。



「訓練は学年とか関係なしに、使える魔法ごとに集まってもらう。俺達はみんな使える魔法が違って、それが何か朝聞いているだろ?」



確か1年A組の魔法使いは鑑定、1年B組の魔法使いは武器の創作、我が1年C組の魔法使いは地に関する魔法、2年A組の魔法使いは治癒、お兄ちゃんのいる2年B組の魔法使いは転移、2年C組の魔法使いは身体強化、3年A組の魔法使いは飛行、3年B組の魔法使いは通信、3年C組の魔法使いは気配遮断、だったはず。



「1年生は不思議に思っただろ?火、水、風、電気、それぞれに関する魔法を使えるやつと気配察知を使えるやつがいない、と。火、水、風、電気、それぞれに関する魔法を使うやつはまとめて芝山に教えてもらえ。気配察知のやつは気配遮断のやつとまとめて俺が教える」



あー、使う感覚が似てるもんね。


気配察知と気配遮断は別ものだと思うかもしれないけど、どちらも気配を操るもの。


なんとなくだが似てるのだ。

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