凄腕救急医は離婚予定の契約妻を湧き立つ情熱愛で離さない
昼過ぎにインターフォンが鳴った。モニターには秘書の冴木が映っている。美鶴は応答するのを躊躇したが何か急ぎの用事かもしれないと思いなおした。
「社長からのメッセージはご覧になりましたか? 電話も何度かされていたようですが」
玄関先で冴木に言われ、美鶴は慌ててスマホを見た。二時間ほど前に電話とメッセージが届いていたようだった。
「すみません、見逃していました」
消音にして寝室に置いておいたせいで全く気が付かなかった。
「連絡がつかないと心配されていましたのでご様子を伺いに参りました」
「そうなんですか? 心配かけてごめんなさい」
ただただ申し訳なさで満たされた。決して気にかけてもらえてうれしいとはならない。自分行動が全部裏目に出て、透の足を引っ張っている。
「なにがあったのか知りませんが、昨日も申し上げたように社長の負担にはならないでいただきたい」
冴木は強い口調で言った。
「わかっています。ごめんなさい……」
透に愛想を尽かされていないか、それだけが心配だ。離婚されるのも時間の問題かもしれない。もし今、ひとりに戻ったら、この大都会で路頭に迷うことになるだろう。都合よく養父母に頼ることもできないだろうし。
「社長からのメッセージはご覧になりましたか? 電話も何度かされていたようですが」
玄関先で冴木に言われ、美鶴は慌ててスマホを見た。二時間ほど前に電話とメッセージが届いていたようだった。
「すみません、見逃していました」
消音にして寝室に置いておいたせいで全く気が付かなかった。
「連絡がつかないと心配されていましたのでご様子を伺いに参りました」
「そうなんですか? 心配かけてごめんなさい」
ただただ申し訳なさで満たされた。決して気にかけてもらえてうれしいとはならない。自分行動が全部裏目に出て、透の足を引っ張っている。
「なにがあったのか知りませんが、昨日も申し上げたように社長の負担にはならないでいただきたい」
冴木は強い口調で言った。
「わかっています。ごめんなさい……」
透に愛想を尽かされていないか、それだけが心配だ。離婚されるのも時間の問題かもしれない。もし今、ひとりに戻ったら、この大都会で路頭に迷うことになるだろう。都合よく養父母に頼ることもできないだろうし。