冷淡なる薔薇の王子と甘美な誘惑
「もう一度やってみましょう」
「ああ」
レティシア姫のリズム取りの声に合わせて、見目麗しい二人がくるくると踊りだす。
艶やかな空色のドレスが、部屋の真ん中で優雅に揺れ、それにつられる形でディオンは固い顔でステップを踏む。
二人の時間を邪魔しないようにと静かに扉へと戻ったところで、「きゃっ」と聞こえた小さな悲鳴にフィリーナは振り返った。
「大丈夫か、レティシア。すまない、私が誤った」
体勢を崩したレティシア姫を守るように、ディオンは細くか弱そうな身体を力強く引き寄せていた。
「いえ、申し訳ありません、あたくしが勢い余って……」
ディオンの腕に収まり、頬を染めているレティシアに釣られて、フィリーナの胸までもが鼓動を速めてしまう。
二人が寄り添っている姿は見惚れるほど絵になる。
長身で静かに威厳を醸すディオン王太子と、しっとりとした雰囲気を纏うレティシア姫。
見目麗しい美貌を兼ね備えている二人は、まるで昔からさだめられていた運命のようにお似合いだ。
「ああ」
レティシア姫のリズム取りの声に合わせて、見目麗しい二人がくるくると踊りだす。
艶やかな空色のドレスが、部屋の真ん中で優雅に揺れ、それにつられる形でディオンは固い顔でステップを踏む。
二人の時間を邪魔しないようにと静かに扉へと戻ったところで、「きゃっ」と聞こえた小さな悲鳴にフィリーナは振り返った。
「大丈夫か、レティシア。すまない、私が誤った」
体勢を崩したレティシア姫を守るように、ディオンは細くか弱そうな身体を力強く引き寄せていた。
「いえ、申し訳ありません、あたくしが勢い余って……」
ディオンの腕に収まり、頬を染めているレティシアに釣られて、フィリーナの胸までもが鼓動を速めてしまう。
二人が寄り添っている姿は見惚れるほど絵になる。
長身で静かに威厳を醸すディオン王太子と、しっとりとした雰囲気を纏うレティシア姫。
見目麗しい美貌を兼ね備えている二人は、まるで昔からさだめられていた運命のようにお似合いだ。