現状報告!オタク女子ですが、エリート上司に愛されてます。
「……とまあ、そんなわけだけど、ほかになにか聞きたいことある?」

志木さんは、切なげな、だけどやさしい表情で私にそう問いかけてくれる。
きっと、私を不安にさせたくなくて、答えられることは全部答えようとしてくれているんだよね。


私は目を瞑った。


私が本当に聞きたかったのは、もうひとつの質問の方だ。


ドキンドキン。心臓、うるさいよ。収まってほしい。


これはどうか、私の思いこみでありますように。これが真実ではありませんように。

そう願いながら、私は目を開け、彼を見つめながら、もうひとつの質問を彼にぶつける。


「…….彼女さんが自殺を図った、っていうウワサを聞いた時から、どうしても気になってたことがありました」

「うん。なに?」

「不安なんです、私……。もしかしたら、って」

「うん?」


でも、きっと違うよね。きっと、私の考えすぎ。思いこみ。




だけど……。



志木さん、ごめんなさい。信じたいけど、やっぱり、私、自分に自信が持てない。

あなたのことを、疑っている。



「私だったら…….別れても平気だと思いました?」
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