現状報告!オタク女子ですが、エリート上司に愛されてます。
本を入れてもらった青い袋を手にしながら、アニメショップを後にする。
腕時計を見ると、時刻は午後三時を少し回ったところ。
うーん、中途半端な時間だなあ。
早く新刊読みたいし、どこか喫茶店でも入ろうか……いやいや、ブックカバーしてもらうの忘れたんだった。表紙はいつものごとくアレな感じだし、これは家で読まないと……。
というわけでこのまま帰宅することを決めた。
すると正面の建物から、人がぞろぞろと出てくる。
正面の入り口は映画館だ。ちょうど上映が終わったところなのかな。
人ごみに紛れるのが嫌だったので、その場に立ち止まり、この人波と少し時間差を作ろうとする。
……その時、私は目を見開いた。
「え……」
建物から出てきたその人も私に気づいたようで、私と同じように目を丸くする。
「なんで……」
今日は、用事があるから私とデートできないって言ってたのに。
なんで。
映画館から出てきたのは、志木さんと橋田さんだった。
腕時計を見ると、時刻は午後三時を少し回ったところ。
うーん、中途半端な時間だなあ。
早く新刊読みたいし、どこか喫茶店でも入ろうか……いやいや、ブックカバーしてもらうの忘れたんだった。表紙はいつものごとくアレな感じだし、これは家で読まないと……。
というわけでこのまま帰宅することを決めた。
すると正面の建物から、人がぞろぞろと出てくる。
正面の入り口は映画館だ。ちょうど上映が終わったところなのかな。
人ごみに紛れるのが嫌だったので、その場に立ち止まり、この人波と少し時間差を作ろうとする。
……その時、私は目を見開いた。
「え……」
建物から出てきたその人も私に気づいたようで、私と同じように目を丸くする。
「なんで……」
今日は、用事があるから私とデートできないって言ってたのに。
なんで。
映画館から出てきたのは、志木さんと橋田さんだった。