現状報告!オタク女子ですが、エリート上司に愛されてます。
「私は去年も課長と融資課でいっしょに働いていましたけど、カッコいいなと思ったことは何度もありましたよ。あ、恋愛感情とかじゃないですけど。なんていうか、特別やさしいわけじゃないけど、理不尽なこと言ってくるわけじゃないし、指示も的確だし。一番の要素はやっぱり顔ですけど」
そう言いながら、牧原さんは今度はマスカラを塗り始める。
私も彼女のように、もっと念入りにメイク直しをするべきだろうか、などと思いながらも、とりあえず化粧ポーチのチャックを閉めた。
『特別やさしいわけじゃない』。去年一年間ずっといっしょに働いていた牧原さんも、志木さんのやさしい姿は知らないのかな。
じゃあ、志木さんのあのやさしさは、私だけに見せてくれた姿? そう思うと、ちょっとうれしい気はする……。
メイク直しを終えた牧原さんは言った。
「志木課長が彼氏とかだったら、すっごい自慢ですよねー」
「え?」
またまた驚きの発言が繰り出される。私はさっきから間抜けな返事をしてばかりだ。
「私は、やさしさにあふれている男性が好きなので志木課長は特別好みのタイプってわけじゃないんですけど、顔は文句なしにイケメンだし、出世コース歩んでるし、男としてのレベルは高いですもんねー。もちろん、みんながみんな志木課長に惚れるとかじゃないですけど、たとえば志木課長に告白されながらその場で断るような女性はいないんじゃないかな、とか思っちゃいます」
……いますよ、ここに。
そう言いながら、牧原さんは今度はマスカラを塗り始める。
私も彼女のように、もっと念入りにメイク直しをするべきだろうか、などと思いながらも、とりあえず化粧ポーチのチャックを閉めた。
『特別やさしいわけじゃない』。去年一年間ずっといっしょに働いていた牧原さんも、志木さんのやさしい姿は知らないのかな。
じゃあ、志木さんのあのやさしさは、私だけに見せてくれた姿? そう思うと、ちょっとうれしい気はする……。
メイク直しを終えた牧原さんは言った。
「志木課長が彼氏とかだったら、すっごい自慢ですよねー」
「え?」
またまた驚きの発言が繰り出される。私はさっきから間抜けな返事をしてばかりだ。
「私は、やさしさにあふれている男性が好きなので志木課長は特別好みのタイプってわけじゃないんですけど、顔は文句なしにイケメンだし、出世コース歩んでるし、男としてのレベルは高いですもんねー。もちろん、みんながみんな志木課長に惚れるとかじゃないですけど、たとえば志木課長に告白されながらその場で断るような女性はいないんじゃないかな、とか思っちゃいます」
……いますよ、ここに。