恋愛対象外だから!【おまけ追加】
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「グッドモーニング、遙!」


「…はよ、亮平。」



朝はやっぱり俺嫌い。
眠たいし、だるいし、疲れるし。



((ガラッ))



勢いよく教室のドアが開いた。
てか、朝からうるせーよ。



「ちょっ、遙!」


「あ?なんか用?」



誰かと思えば恵佑だった。
朝ぐらい大人しくしとけっつーの。



「いいか、遙?今から俺が言うこと落ち着いて聞いていろよ?

…唯斗君が ────らしい。」


「……嘘だろ。」



ったく、何なんだよ。
昨日に引き続いて、唯まで事故なんて。


朝の騒がしい校舎を抜け、先生達が立っている校門へ足を向ける。


別に、先生達には用はないけど。



『って、おい!椎名どこに行く!』



そんな先生達の声が聞こえるけど、今は家族のピンチってやつ。



恵佑の言った言葉が頭をよぎる。



“ 唯斗君が車に轢かれて意識不明らしい ”



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