恋愛対象外だから!【おまけ追加】
「ふうが、帰ってこない。」
「は?!行方不明ってこと?」
「あぁ。京兄が家で待機してる。類も一旦荷物置いてから参戦してくれ。」
類は走って家の方向に向かった。
と、入れ替えに、はる兄が走って来た。
「…ハァハァ、楓加はまだ見つからねーの?」
凄い息切れと汗。
雨もずっとさっきから降ってるし…、
なんか、嫌な予感しかしない。
はる兄はスーツ着てるから仕事帰りか。
「いそうな所、探したけど見つからない。」
〜♪〜♪
こんな大変なときに電話かけてくるやつ誰だ。
スマホのディスプレイには〝呉嶋飛鳥〟の文字
……もしかして、
「もしもしっ!」
『あーー、蒼眞?ふちゃん見つけたんだけどさ、今日のとこは場所は教えられない。』
今日のとこは場所教えられない?
ふざけるな!
「今すぐ居場所言わねーと、いくらお前でも許さねーからな。」
『蒼眞わりぃな。…ふちゃんは大丈夫だしケガもなにもないから安心しろ。』