カレシとカノジョ。
《あぁ!そうだよ!その通りだ!》


雫は一瞬、驚いたあと、すぐにまた笑顔になった。


《そっか、ありがとう》


2人で歩く通学路、
土手に座って話す俺らを照らす夕日は

幸せそうに笑う雫をさらにきらきらと
輝かせてた


《…俺の覚悟だから》


《え?》


《…まだ付き合って2ヶ月しかたってねぇけど、何年たっても俺は雫を守るっていう…覚悟。》


片手で口を隠しながら、
そっぽを向いて話す俺の頬に

ーチュっー


という音が響く



驚いて雫のことを見ると、
雫はいたずらに笑った
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