松田先生オシエテ.

「木下さん、おはよー!」



ポンッと肩を叩かられ、
声がした方向に振り向くと
一昨日、話しかけてきた
2人がいた。



「おはようございます」



堅苦しいなあ~
なんて言う声が聞こえて



「おはようでいいんだよ?
木下さん!クラスメートなんだしさ!」



─おはよう、だなんて
家族と小さい頃にしか言ってなかったから恥ずかしかった。



「…お、おはよう」



あたしが小さく言うと
2人は顔を見合わせて
ニンマリとした。
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