きっとこの輝きは消えないでしょう。





そう叫んだのはザンだった。





泣いてねーよ。


……くっそ。
なんで出てくるんだよっ。止まれ。





「この馬鹿チビ!!
お前なんかいなくたってなあ、誰も寂しくねーぞ!オイ、チビ聞いてんのかっ!!
お前が、帰ってきたら、今までの倍返ししてやっからな!!
覚えてろよっ!!!」





その声はどこか震えていて、バカだなと思った。




なんなんだよ。もう。


何が言いたいのかバレバレなんだよ。





ほんと、──。





「じゃ、行ってくる!!!」





こんな別れ方を予想はしていなかったけど、幸せだと思ってしまう。




バカはどっちなんだか……。





本当に、最高の仲間に出会えてよかった。
ジャック賊はオレの家族であり、最高の居場所なんだ。




そう感じさせられる仲間との最後に



オレは前へ、進んで歩み出す。





目指すは、王国ジュエレイド。



この紙切れ一つの情報を頼りに、オレは成長してみせる。




それまで、しばしの別れだ。






──ありがとう。







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