きっとこの輝きは消えないでしょう。
「ニーナさんは興奮するとすぐこうなってしまうからな。君、許してあげてくれ」
横を向くとオレより少し背の高い男がいて、会釈する。
この人は町長かなんかか?
このおばさん『ニーナ』って名前なのか。
そんなことを胸の内で思いながら頷いた。
「ニーナさんもういいだろう。その手離してあげなさい」
「わあっ、ごめんなさいねっ!!」
「い、いえ……」
ニーナさんって面白すぎだ。
とくに反応が。
オレは笑うのをなんとか堪えて、軽く咳払いをした。
「オ、……私、洋服屋さんを探してるんですけど、ここにはありますか?」
危なかった。普通に『オレ』って言いそうになってしまった。
そう、昨日のおにぎりの下にあった紙切れには二人の言葉が書かれてあったのだけれど、
朝、出発する前にもう一度目を通してみるとボスのやつにはもう一つ言葉が書かれてあった。
しかも、裏面に。
そのメッセージは大きく、しっかりと
〝言葉には気を付けろよ。とくに『オレ』は使うな〟
と書かれてあった。