きっとこの輝きは消えないでしょう。






ニーナさんはさっきの感想を『元気な子』と捉えたらしい。



それにかなり心が救われ、ステンレス製のコップに手を伸ばした。



冷たさが心地のよいミルクティーだった。


そしてもう一枚クッキーを口に運ぶ。



久しぶりに美味しいものを食べたオレはどんな表情をしているのだろうとは思わなかった。


が、目の前の彼女に指摘されて、頬を小さく染めた。



ただ単に、恥ずかしすぎたからだ。



だって、『かわいい』だなんて言われたことがなかったから。



しかも、人から。
オレが言う『かわいい』とはまた別で。


自分が言う『かわいい』はほとんどが動物に対してで、彼らは鳴き声で返してくる。


当たり前だ、動物は喋りっこないのだから。


さらには育った環境が、男だらけということもあって、そういうふんわりした言葉には非常に弱かった。







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