きっとこの輝きは消えないでしょう。






「ニーナさん足早すぎですよね」


「そーかしら?普通だと思うんだけど」


「全然ですよ!だって息切れ一つもしてなかったじゃないっ、ですか!」


「こう見えても体力はある方なのよ。……あなた、これ食べる?」



家に入ってテーブルを挟んで話しているとバケットを棚から取り出して尋ねられる。


差し出されたのは可愛らしいクッキーだった。


ちょうどお腹が空いていた頃だったオレは瞬時に頷き、手を伸ばして口にする。





「うっま!」





そう言ってしまい顔色を変えた。


あれほど注意していたのに、早くもボロが出てしまうなんて……。




ニーナさんと目が合うとオレは薄ら笑いを浮かべた。




どうか、聞き逃してくれ……!
ここは、どうかっ。



彼女の口元に集中するとようやく開いた口は意外にも恐怖の的を大ハズレしたのだった。








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