きっとこの輝きは消えないでしょう。
陽が真上に位置した頃。
バルーン配りの用事があると嘘をつき外へ出た。
本当の目的は3日前に出会った彼女を探すため。
と、モヤモヤしきった心をこの陽気に吸い取ってもらうための散歩とでも言っておこうか。
いつも賑わっている街を歩いていると顔見知りの人と挨拶を交わした。
真っ直ぐ行けばゲートで、
ここから一歩出ようとしたいけど警備が以前より強化してるみたいだし(それは僕のせいなのだけれど)、
そちらへは向かわず途中にあるコーナーを左に曲がった。
そんな時、大きな声か2つ聞こえたんだ。
太く鋭い声が2つ。
耳をすませば僕との距離はそう遠くはないと思った。
足音がだんだんと近付いてくる。
こういうとき広い路地だったら構わず去ることができるのに、
なぜ狭くて暗いところに来てしまったんだろう……。
僕はヒッソリと息を沈め、男2人が去るのを待った。
そして思う。
なんで僕は隠れているのだと。