きっとこの輝きは消えないでしょう。
「そんなの決まってるだろう?」
低い声は音を奏でるかのように弾んでいた。
「宝石心臓を捕らえるための囮、とでも言っておこうか。宝石は大きいほど価値がある。あの時はまだ小さい。どうせ王国の息子なんだから、絶対どこかに身を潜め、守られていく。だから、丁度いい頃合を見ることにした結果が、今だ」
喉を鳴らして笑うかつて憧れを抱いていた男。
それはもう違う感情に塗り替えられている。
全て嘘だったのか……?
一緒に笑ったことも。
一緒に泣いたことも。
みんな全部偽りを装っていたのか……?
やだ。そんなの信じたくないっ!!
「ほら、さっさと案内しろよっ」
ザンが腕を持ち上げる。
「仲間だろ?」
その声は嗤っていて、それが酷く悲しくて、悔しくて。
「あ?なんだ、その目は」
「……オレが馬鹿だった……ずっと信じてた。仲間だってっ、みんなも口を揃えて言うから。それなのにっ!お前らなんてっ!!」
もう誰も信じない!!!
叫びながら強く握った拳を勢いまかせに突き出した。
──パシ。
呆気なくその手はザンの手の中に収まってしまった。
そのまま腕をひねり上げられた。
あまりの痛さに悲痛を上げる。
「チビに俺は殴れねーよ」
「っ……いっ、はなせっ!」
もう視界がぐちゃぐちゃだ。
ザンの顔もなにもかも歪んでいく。
「許さないっ」
それはジャック賊と己自身に向けた言葉だ。
許さない。絶対。
トパズは、絶対に渡さない。
トパズは、オレが守る──。