きっとこの輝きは消えないでしょう。






「トパズ、なに泣いてんのっ」




目元をスッと弾かれた気がした。




泣いてなんか、いない……




「……よ」


「トパズ!?」


「泣いてなんか、いないよ……」




なんとなく目を開けてみた。


……。

…………。



僕はいま夢をみているのかな……?




きみの顔が見える。


少しずらすと父と母、ヴァヤさんの顔が見えた。




「バ、バカ野郎!!っ」

「っ!!?」




おもむろに抱き締められた。




「なに、馬鹿な真似してんだよ!ばか!ほんとにばか!」




背中をバシバシ叩かれる。



小さな声で「よかった、生きてて」と言った言葉にストンと胸に落ちてきた。





「僕……生きてるの?」


「は?……なに言ってんの?」


「い、いひゃい!つよひ、やめへあんふぁっ」


「分かったか!あんた生きてんだよ!~〜っ」





そっか、僕生きてるんだ……っ。


そう実感すると、視界がぼやけてくるわけで。


喉を詰まらせた。




それは安堵からきた涙。
まだきみの傍にいれてほっとしてる涙。




僕はいま、この世界で生きていられることに、涙している。




心から。







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