冷徹副社長と甘やかし同棲生活

 報告会が終わった後、課長や同僚たちは菅野さんを囲んで、彼をねぎらっていた。

「菅野くん、素晴らしかったよ」

「いえ、僕は代表して報告しただけにすぎませんよ」


 課長の誉め言葉にも、菅野さんは謙遜して返している。この様子を、中垣さんにも見せてやりたいと思った。
 パソコンとプロジェクターを片づけて、余った資料を回収していると、菅野さんが輪から抜けて傍にやってきた。

「カッシー、お疲れさま。手伝うよ」

「大丈夫ですよ、私にはこのくらいしかできないですから」

「そんなことないよ。俺のプレゼンが成功したのは、カッシーの料理のおかげだから」

「菅野さん、大げさです」

「ホントホント。カッシーはいいお嫁さんになれるよ」


 
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