冷徹副社長と甘やかし同棲生活

「……飲み会楽しんでこい。帰りが遅くなるようならタクシーを使え。タクシーが嫌なら、近くまで迎えにいってやる」

「ええ、そんなの申し訳ないですよ」

「いいんだ。お前が無事に帰ってくるほうが大事だ。あと、どこにいるのか必ず連絡するように」

「わかりました。今日は子供扱いするんですね? この前は母親だったのに」


 からかうように笑ってみせると、椿さんも歯を見せて笑った。


「時々口うるさい子供だ」

「もう、失礼ですね」


 向かい合って、くだらない話をしながら笑い合うこの時間が、たまらなくいとおしい。

 一緒に過ごせば過ごすほど、彼への想いは増していく。




 

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