冷徹副社長と甘やかし同棲生活

 椿さんにはずっと笑顔でいてほしい。守りたい。

 中垣さんはこの人に何かしようとしている。それを止められるのはきっと、呼び出された私だけだ。

 会いに行くのは憂鬱だし、怖いけれど、ピンチをチャンスに変えられるように頑張ろう。

 同居のことは話せないけど、実家を助けられて感謝している事実は伝えてもいいはずだ。


 中垣さんに、椿さんのことを理解してもらおう。そう前向きに考えると、すこしだけ心が軽くなった。


ーーそして、約束の時間はやってきた。

 中垣さんが指定したお店は、懇親会のときと同じく、会社から二つ隣の駅。


 お店はいりくんだ場所にあり、少し迷ってしまった。待ち合わせ時間ぎりぎりに到着すると、店の入り口に中垣さんの姿を見つける。


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