冷徹副社長と甘やかし同棲生活

「美緒、から揚げはまだか」

「あとちょっとでできるから、セットの準備よろしくお願いします」

「了解です!」

 父さんと私はメイン料理を作り、アルバイト二人がご飯やみそ汁、サラダなどの準備をする。 
 どちらも冷めた状態では出せないため、連携が何より重要だ。


「から揚げ定食できました」

「はいよ! これでいったん落ち着くから、みんな交代で休憩しておくれ」


 ランチタイム最後の注文を出し終えて、キッチン担当は一斉に安堵のため息をついた。
 時計の針は十三時を過ぎていた。予想が的中したことが嬉しくて口元が緩んだ。


「まずはお前から休憩とってこい」

「はい、ありがとうございます」

 アルバイトの男の子は、まかない料理を持って休憩室に移動した。

 
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