冷徹副社長と甘やかし同棲生活

「アニキ、この女、なかなかいけそうですぜ」

 
 リーゼント頭をアニキと呼ぶ男は坊主頭で、スカジャンを羽織っている。
 

「お前もそう思うか? 地味やけど、なかなかいい身体してそうやしなあ。風俗でそれなりに稼げそうや」


「ふ、風俗!?」


 リーゼント頭は舐めまわすような目つきで私を見た。
 にやにやと笑う顔はとても下品で、いたたまれなくなって腕で身体を隠した。


「お嬢ちゃんが風俗で働くか、この店売るか。この二択や。まあ、普通の親やったら可愛い娘に身体売らせるなんてできひんよな?」


「そんなこと、どっちもできるわけない! そもそも借金だって、あなた達が仕組んだことでしょう。返す義務なんて……」
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