冷徹副社長と甘やかし同棲生活
「あとは、トイレだな。うちにはトイレが二つあるから、それぞれ専用に使おう」
「……はい」
ここまで決めておく必要があるのか疑問に思いつつも、全てメモにとった。
ぎっしりルールがつまったメモ帳を見て、少し堅苦しく感じた。
「細かいところまで話しすぎてしまったか?」
やや心配そうな副社長を見て、感情が顔に出ていたことに気がつく。
「いや、そんなことないですよ。副社長はどんなことでも完璧に決めて、すごいなって感動してました!」
「ならいいのだが。俺からは以上だが、なにか質問はあるか?」