絶対に痩せられるダイエット
第一関門をクリアしてから
三日目。


なよ子は体重計の前で
フリーズしていた。


血走った目で
体重計の数字を見つめるなよ子。


脂汗ダラダラ。


わさびとからしをブレンドしたものを
ドリアンに塗って食べたような顔をしたなよ子は


明らかに絶望していた。


「なんで……」


小さくつぶやいたなよ子は
静かに体重計から降りると


ガクッと肩を落とした。


減ってない。


体重が1グラムも減ってない。


体重計が壊れているのか?


なよ子は体重計をもって
叩いたりつねったりしてみたが


さすが信頼の日本製。


憎らしいほどに
体重計は正常だった。
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