絶対に痩せられるダイエット
このドアを入るとどうなるんだろうか?
大丈夫なんだろうか?


もしかして…



「もしかしてこのドアを入ったら
一生出られないとか言わないですよね?」


なよ子が震える声でそう言うと


店員は弾けたように
笑い始めた。


「ははは!そんなわけありませんよ。

怖いドラマの見すぎなんじゃ
ないですか?


1億円のスペシャルコースは
別室で説明させていただきます。


さあ中へどうぞ」


店員の笑顔。


怖いけどダイエットを始めるには
このドアをくぐるしかないようだ。


なよ子はびくびくしながら
ドアの中に入って行った。
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