欲望の飴と飴売り少女
「あの子なら、あなたのジャージを取りに行ってもらったわ」


山下に申し訳ないことをしているけど自分だけでは教室に戻りたくない。

「そ、そうですか」


「貴方、昨日も来てた子だよね。やっぱり友達とかで何かあったの?」

言いたいけど言えない。 そんな気持ちがある。

「い、いえ」

たった一言の否定の言葉しか返せない。普通に考えれば頭に飲み物を溢すって変な話だ。それが他人の話だとしたらおかしいって感じる。


思い出せない事がいくつかあるがここで事情を話せばあたしが悪者になってしまう。


「本当に?小さい事でも」

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