欲望の飴と飴売り少女
「木原さんがそんなこと言うわけないじゃん」
山下は怒ってるとか諭すようにクラスメイトに注意をする。
「じゃあ木原、この間の日曜遊ぶ約束したよね?でも約束すっぽかしたよね? 川野君がいたから勉強会の方に行ったんだよね?」
私は頷けない。
「もう、いいよ。嘘つき木原。あんたみたいな奴とは縁切るから」
みぃが小さくため息をついた。
「私も。あんたの顔も見たくない」
りんも続けてあたしを睨みつける。
岡田さんが微笑みながらあたしの肩に手を置いた。
「日曜日の時とは全然違うね。 私をいじめた事を後悔しろよ」
あたしは岡田さんを突き飛ばして教室から出た。教室からはあたしを罵倒するような声が聞こえる。