欲望の飴と飴売り少女
「はぁはぁ」
あたしはだいぶ走ったから息が切れ疲れた。

むかつく、むかつく、むかつく、むかつく‼︎‼︎
怒りが消えないのにに涙も止まらない。

家までさらに走った。家の鍵を開け涙を押し込めた。
誰も家に帰ってきていなかった。

「よかった」と言ってため息をついた。
こんな泣いた顔見せたら何を言われるか…

お母さんは、仕事で遅く帰らない日が多い。
お父さんは、単身赴任で遠くにいて帰ってこない。だから今は1人で住んでるようなものだ。

そして、二階にある自分の部屋に行った。

「はぁ、はぁ、むかつく。」私はかばんを投げ ベッドにうつ伏せになり眠りについた。



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