欲望の飴と飴売り少女
その後はずっと山下の悪口だった。
「バイバイ〜!」

「じゃあね〜」

別れ道で別れた。誰もいない家に帰ろうと思ったがひとつ行こうと思ってたのを思い出した。


それは、昨日行った公園だ。ブランコに女の子が座っている。

今日は全身フリフリのレースがついたピンクのワンピースとカチューシャをつけている。



「あの子だ。」


あたしは小さく呟き女の子の方へ駆け寄る。



女の子はブランコ降りた。


「はるかちゃん?」


「そうだけど、お願いがあって来た。」



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