欲望の飴と飴売り少女
あたしはめんどくさそうに席を移動した。



「ありがとう、木原さん」

地味めが…岡田さんが言ってきたがイライラしてたので耳もとで舌打ちでもしてやろうかと思ったが川野くんが見ていたから我慢した。

「あたし、後ろの席が良かったから!」

偽の笑顔で返した。あたしは後ろの席に移動して気付いて驚いた。

岡田さんのさっき座っていた席は川野くんの隣の席だった。つまりあたしは川野くんの隣の席だ

みぃとりんとも席が近いしそして邪魔女 、山下つぼみは席が遠い。


「隣の席よろしくね、木原さん。」

川野くんが話しかけてくれた。

「うん!よろしく」
授業が終わり、みぃとりんがあたしの席の所にきた。


「あ〜!春香。良かったね!」

ニヤニヤとみぃがあたしの肩をつついてきた。あたしは2人の耳元で呟いた。


「うん!あの地味メガネナイス!」

岡田さんに聞こえない様に嫌味を言った。

「うけるんだけど!何そのあだ名」


りんがそう言い、3人でクスクス笑った。


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