初恋
希「れんちゃん、この後空いてる〜?」

この後…?次1時間目だよね?

恋『ごめんなさい、次は授業があるから空いてないわ』

希「アハハっ♪れんちゃーん!ここの学校授業ほとんど無いよー?」

え。ホントですか?それ。

恋『そうなの? でも、単位とかあるでしょ?』

希「あぁ〜。それはテスト受ければ大丈ー夫!」

へぇ〜。そうなんだ。

希「っと、言・う・こ・と・で♪」

希暉はそう言うと私の手をとった。

そして俗にいう恋人繋ぎというものをしてきた。

私は状況が掴めず戸惑った。

そんな私なんか気にもとめず、希暉は

希「れんちゃん!僕と一緒に来て♪」

私の手を引き、勢いよく駆け出した。
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