冷徹部長の愛情表現は甘すぎなんです!
「どうしてそんなに顔を赤くしながら聞くんだ? ……ここ、俺の部屋だってこと忘れるなよ」

色気を醸しだす由佐さんの視線と表情に、ますますわたしの頬が熱くなっていく。そんなわたしに目を細めた彼は、ゆっくりと顔を近づけてくる。

「俺も聞きたいことがある。昨日、純と話したかったことってなに?」

「そ、それは……由佐さんには関係ないじゃないですか……」

「本当に、俺に関係ないのか?」

耳へと唇を寄せてきた由佐さんの息がそこにかかって、体がビクン、と揺れてしまう。三坂さんに聞きたかったことは、由佐さんと香弥さんのことだった……だから関係ないなんて嘘だけど、言ってしまったからわたしも引くことができない。

「今はわたしが質問をしていたんです、キスのこと……っ……!」

黙れ、と言いたげに耳たぶを軽く噛まれて、予期していなかった刺激に震えてしまった。

「……俺が話しかけてもなにも言わなかったくせに、純が来たらほっとしたような顔して態度が変だった。そんな状態の君が話したかったことって、なんなんだよ」

不機嫌そうな声が顔の横で響いたあと視線を合わせたら、由佐さんは切なそうな表情をしていた。なんで、どうしてそんな顔をするの……?
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